独身の一人暮らしで病気になった時は本当に困ってしまいます。
ぶっちゃけメンタル的な事(寂しいとか孤独だとか)はどうとでもなります。
年齢に関係なく独身の一人暮らしの人や特に天涯孤独の人は頼る家族がいないので、普段から意識しておきたいですね。
独身の一人暮らしで病気になっても色んな制度や、病気になった時のサービスなどがあるので、こういうのがあると知っておくだけでも良いと思います。
かかりつけ医制度
厚生労働省や日本医師会も推奨しています。具体的にどういう制度かと説明します。
よく耳にするけど、どういった制度なの?
かかりつけ医って何?
一人暮らしの人以外でも、病気や健康に不安を感じた時に安心して診てもらえる身近な医師の事。
もしその病院で専門外の病気なら必要に応じて、専門の医療機関や大きな病院を紹介してもらう事が出来ます。
風邪や捻挫などの軽い病気やけがは近くの病院で、そこで重大な病気が見つかったら大きな病院や専門機関を紹介してもらう制度です。
かかりつけ医制度のメリット
かかりつけ医のメリットは以下です。
- 家から近くて通いやすい
- 小さな病気でも診てもらえる
- 病気の早期発見につながる
- 専門外なら大きな病院を紹介してもらえる
かかりつけ医と大病院で患者の情報を共用することで、紹介先での診察もスムーズに行えます。
「風邪やちょっとした怪我や予防接種などは、かかりつけ医で診てもらい、大きなけがや重い病気は大きい病院で」医療費をなるべく抑えたいという国の思惑もあります。
1番良いのは近所にかかりつけ医が居れば、独身の一人暮らしの人は病気の時、遠くの病院へは行けなくても、家の近くなら病院に行くまでの労力が少なくて済みます。
ちなみに私はかかりつけ医がいないので、そろそろ真剣に探そうと思っています。
医院をどうやって探すのか
かかりつけ医というと大げさなので、近くに親切なお医者さんを探すくらいの感じで考えてみてください。
できるだけ家から歩いて行ける距離にある医院にしましょう
- 近所の人の口コミ
- ネットで探す
- 大学病院の提携病院から探す
- 実際に受診してみる←1番オススメ☆
近所の口コミも割と信頼できます。ネットだと嘘もあるかもしれないけど、口コミならわざわざ嘘をいう必要がないので。
多くの書籍では、在宅医療を行っているかかりつけ医を探すのが良いと提案しています。
後は、独身の一人暮らしで大きな病気になった時、この病院なら安心だなと思う大きな病院があるなら、その大病院が提携している医院を探してみる。
大きな病院のHPなら大体は、提携医院のリストみたいなの載せています。
1番良いのは自分が実際受診してみることです。
一人暮らしで病気になった時以外にも、風邪を引いた、ちょっと軽い捻挫、予防接種などでも目についた近くの病院に行ってみましょう。
処方箋をもらって、風邪やケガの度に違う病院に行ってみて、自分に合う馴染みの病院を見つければいいです。
ネットで探す場合の目安は下記
- 日本プライマリ・ケア学会の認定医
- 日本家庭医療学会の認定医
- 日本総合診療医学会の会員
認定されてたり会員になってるだけで安心感があります。
地域包括ケアシステム
高齢者向けではありますが、高齢者の独身一人暮らしが病気になった時は、強い味方になってくれそうです。
これは最近知りました。厚生労働省が2025年をめどに、構築を進めている一種の少子高齢化対策です。
どういうものかというと
「住まい」「医療」「介護」「生活支援」「予防」などを、包括的に提供できるケア体制です。
ケアシステムはまだ途中ですが
各市区町村に設置されている地域包括支援センターでは、病気になった高齢者などの相談に無料で乗ってくれるようです。
どのような専門家がいるのかというと、保険氏または看護師、社会福祉士、主任ケアマネージャーなどです。
相談に乗ることで、その人に合った医療や介護、または福祉サービスや期間を紹介してくれます。
医療コーディネーターに相談
病気になれば誰だって不安、ましてや一人暮らしなら尚更です
特に家族がいなくて、信頼できる知り合いはいても、知り合いや会社には言いにくい病気などの場合は切実です。
病気になった時のサービスで、私が1番最初に浮かぶのはこれです。
お金はかかりますがプロに頼んでしまいましょう。
相手は病人の扱いに慣れたプロなので気兼ねが少ないです。ここでもお金が重要だと再認識します。
病院の紹介や、治療に関する相談などに乗ってもらいましょう。
また大学病院などの大きな病院では医療ソーシャルワーカーや、相談窓口なんかも設置されていますので、大きな病気の時はそこで相談すればいいと思います。
日本医療コーディネーター協会のHPはこちら
高齢なら介護保険制度を利用
詳しくは厚生労働省のHPを見てください。
ここではざっくりと簡単に説明します
全国民は40歳以上になると、被保険者となり介護保険料を払わなければいけません。
そして利用できるのは65歳以上の方です。ただし16項目の特定疾患にかかった場合は、40歳以上から利用できます。
具体的に介護の必要な病気で受けれるサービスを、1~3割の負担で利用することが出来ます
- 居宅介護支援
- 自宅に住む人のためのサービス
- 施設の入居に関するサービス
- 福祉用具に関するサービス
- 住宅改修
今後はもっと様々なサービスが増えるのではないかと思って期待しています。
介護保険制度の利用方法
病気になって介護サービスが必要になったら、お住いの市区町村の窓口や地域包括支援センターに行って申請。
どの程度の介護が必要かの認定を受けます。聞き取り調査と主治医の意見書を提出。
どのレベルの介護が必要か調査され、ケアマネージャーの紹介やケアプランを立ててくれます。
たまに回覧板で回ってきますが、自治体が介護保険についての説明会など不定期でやってるみたいなので、参加してみてもいいかもしれません。
勤め先に病気の時の医療サービス制度がないか確認
私は利用したことないのですが、私の職場では病気になった時の補助サービスがあります。
どういうのかと言うと24時間体制でつながる電話番号があって、
急病の時に電話して症状を伝えると、近くの病院を紹介してくれるというサービスです。
一人暮らしで病気になった時とか急病には便利ですね。
他にもメンタル面の相談や、人間ドッグを受ける時の予約・割引などもありました。
他の会社もこういう制度があるかもしれないので、利用するのもアリだと思います。
以上、独身の一人暮らしの人が病気になった時に使えそうな制度やサービスを紹介してみました。
ちょっと高齢者向けになってしまいましたが。
これ以外にも多分たくさんあると思います。知ったらまた情報を書いていきたいと思います。
介護保険については、もっと詳しく勉強したら詳細をアップしてみます。
いざ病気になった時にサービスや制度、またサポート体制があるのを知ってると知らないでは、やはり安心度が違うので普段から意識しておくのは大事ですね。
まあその前に病気をしない事が一番ですが(笑)