BOOK/本

無駄な時間を削るために『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』千田琢哉(著)

2021年6月18日

【サブタイトル】

時間は命の断片だ。もっと自由に生きるための時間のルール70
千田 琢哉 (著)


まずは1秒から徐々に1年まで無駄な時間を大幅に削ることで自由に生きよう。かなりズバズバと指摘してくれる本。

  

こんな人におすすめの書籍

『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』は下記のような方におすすめです。

  • 気づけばダラダラ過ごしてしまう人
  • いつも時間がないと言っている人
  • 遅刻癖のある人
  • 優柔不断な人

 何をしたわけでもないけど、あっという間に一日が終わってしまう。そういう人にぜひ読んでいただきたい本。

とりあえず無駄な時間を減らそう

1日は24時間しかありません。

これは誰にでも平等です。時間を増やすことは不可能なのでどうするかというと無駄な時間を削るしかありません

でも一体どうやって時間を削ればいいのか、そんなヒントをくれる1冊です。

まずは1秒という無駄な時間を削り、そこから徐々に伸ばしていき最終的には1年まで無駄な時間を徹底的に削るコツ。

考えるだけ無駄な時間

無駄な事を考えない、思考をシンプルにすることで無駄時間を減らします。

好き嫌いを迷わない

生きていたら色んな事を考えてしまいます。

しかし無駄な事に考える時間を割くのはもったいないです。この本ではこれらを指摘しています。

ドキッとしたのは好き嫌いを迷わないという事です。

一瞬、レストランに行ったときにメニューを迷うとかそういう事かと思ったら、人間関係の事でした。

しかも、著者いわく好き嫌いは考えるのではなく、感じること。

1秒でも迷ったら、それは運命の相手ではないとのことです。

てんこ

潔いですね。

ここまでズバリと言われたらそうなんだと納得してしまいます。

ふてくされない

これ、気づかずやっている気がします。嫌な事があったら誰だってふてくされます。

しかし、この本ではちゃんとそういう時の対処法も書いてくれています。

ふてくされるのは1分まで。そして1分を超えるようならトイレにこもり、周りを不愉快にさせない事。

職場はもちろんですが、女性って夫婦げんかなんかすると何年も前の話を持ち出してさらに追加して怒ったりしますよね。

これって究極の時間の無駄。

そして、なかなか機嫌が元に戻らない時は自分なりの機嫌を直す方法を決めておく事

【例】

  • 大好きなアーティストの大好きな曲を1曲決めておく
  • 高級なチョコレートを1つ口に放り込む

ちなみに、私はちょっと上質な紅茶をゆっくり飲むことに決めました。職場では出来ないけれど・・・。

決断するなら1分以内にする

これは結構難しいですよね。あれこれ悩むし、特にやるかやらないか。

もっと重大なのだと結婚するかしないか、仕事を辞めるか辞めないかなど・・・。

それでも著者はすぐに決断することを勧めています。

迷えば迷うほど、やらないと相場は決まっていると断言します。

言われてみれば確かにそうかも。そして、決断は長引くほど現状維持に落ち着くことが大半なんだそうです。

つまり、決断は1分以内に行う事

悪しき習慣を断ち切る

なんとなくダラダラと続けている事。習慣化しているからやめられない事。

これらもバッサリいってしまいましょう。

眠い時はとにかく寝る

結構、夜ってすごく作業が進むような気がして頑張ってしまうんですよね。

実際大して進んでなかったりするもんですが。

本能に逆らって頑張っても全く非効率です。

状況が許すのなら眠い時は寝る!これに限ります

ただし、これも職場で仕事中の時はできませんが。

結果の出ない習い事は辞める

今まで習ったし、せっかく道具も買ったからもったいない。

こんな理由でダラダラ習ったり、結果の出ないスクールに通ってるなら今すぐ辞めましょう

これもすごく分かります。私も今まで色んな習い事に手を出しては中途半端に続けて、最後は何も物にならず・・・。

スポーツジムなんかも月会費だけ払って無理やり行ってる人なんかも多そうですよね。

特に結果が出てない、行っても月2回、別に楽しくないとかなら辞めてしまいましょう。

本は全部読まない

これは色んな方が同じ意見を発信しています。

私は小説が好きなのでついついその時の癖で最初からずーっと全部読んでしまう習慣があります。

よく考えたらビジネス書なんて自分に必要な部分だけ読めばいいんですよね。

本当に必要で頭に入るのなんて数か所しかないです。

それすらアウトプットしなければ数日で忘れてしまいます。

てんこ

目次を眺めてピンときたものと、必要な部分の本文だけ読む

部分読みは小説には無理ですが、今後はこれを実行していきたいと思います。

もったいないという気持ちは時間に対して持つ

ついつい購入した物や使ったお金に対してもったいないという意識を持ってしまうのですが、その意識を物やお金ではなく時間に対して持つように心がけてみる。

具体的には下記のような事柄になります。

つまらないセミナーや研修などは抜ける

つまらない、勉強にならないと思ったら速攻で抜け出す。

あまりセミナーとか行かないので分かりませんが、ただ会社の研修なんかは本当に無駄なものも多いので時間がもったいないというのはよく分かります。

せっかくお金払ったからもったいないって思ってしまいますよね。

私は映画が好きでよく映画館に行くのですがせっかく払ったのだからとつまらなくても結構最後まで見てしまいます。

席を立つ思い切りを持ちたいと思いました。

お金よりも時間に対してもったいないと思おう。

無駄な努力と薄々感じてるのなら断ち切る

これも難しい。ずっと努力して続けてきたことや頑張ってきたことに見切りをつけるのは非常に苦しいと思います。

私だとこのブログを閉鎖することになるでしょうか。

ずっと書き続けてきた自分の努力も全て無になるわけですから、身を切られるような思いですよね。

てんこ

無駄な努力だと感じるのなら、どこかで思い切って見極める事

著者は言います。

執着を手放した途端に新しいものが入り込んできて、人生が一気に好転し始める

これを信じようと思います。会社を辞める時にこの言葉を思い出すようにします。

まだちょっと辞めることが出来ませんが。

着ない洋服はまとめて捨てる

これは割と簡単に実行できそうです。

最近は断捨離系の本もたくさん読んで大分、捨てることに抵抗がなくなりました。

冠婚葬祭用以外は1年以上袖を通していない洋服は全て処分で良いと思います。

こちらもあらゆる掃除本で書かれています。管理や整理する時間、または毎日どれを着ようか迷う時間が省けます。

処分してクローゼットにゆとりが出来ると大好きな洋服ばかりを眺めることになります。

しかも、普段着を全てお気に入りに変えてしまえば毎日、気分良く過ごせますよね。これは全ての人におすすめです。

無駄な時間を削る考え方

この本を読んで私が思った事を箇条書きにまとめました。

  • 迷ったときは直感を信じる
  • ネガティブな出来事をいつまでも引きずらない
  • 時には諦めも肝心(見極めること)
  • お金や物より時間に対する考え方を最優先する
  • 手放すことを恐れない
  • キリの良いところからスタートしない

そして、この本の中で1番印象に残ったのは

作家になるまでは読書でインプットばかりしていた。ある時、アウトプットにシフトした。読書のペースを落とした途端作家になれた。

引用『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』より

つまり準備にばかり時間を割くのではなく、本番と準備の1本化を強くすすめられています。

『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』を読んだ感想

主にビジネスマン(会社員向け)の事がたくさん書いてありました。

私は現在会社員なのでハッと気づかされる事がいくつもありました。

もちろんフリーランスの人が読んでも気づくことが多いです。

やはり、1番ぐっときたのは準備ばかりしていると本番なしで人生は終わってしまうという事です。

私は、気づけば入門書は初心者のための~とかそんな本ばかり読んでいて、なかなか行動に移せなかったので、この言葉は胸に刻みたいですね。

当てはまらない部分も多くありましたが、自分にとってはどの時間が無駄だったのかを把握できたので読んで良かったです。

しかも、著者がズバリと断言されているので読んでいて爽快でした。

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