天涯孤独のパターン
天涯孤独には以下のようなパターンがあります
- 元から家族がいなくて幼少より天涯孤独
- 何らかの理由で家族と離散・蒸発・音信不通などにより天涯孤独
- 家族はいたが死別して天涯孤独
これ以外のパターンあるかな?多分天涯孤独の人ってこの3つのどれかに当てはまると思います。
ちなみに私は家族とは離散・音信不通で連絡先も知らないし、今後会う事も多分ないし、生きてるか死んでるかも知りません。
いずれにせよ、過去に辛い事があったのは確かです。
だからと言って、いつまでも悲しんだり、苦しんでるわけにはいきません。
それでも普段の日常でふと思い返したりして傷をえぐられるような気分になるときはあります。
哲学や心理カウンセラーや自己啓発系の本を読んでみて、自分がふとした時に何となく意識している事や、辛い思い出への対処法や、考え方を書きたいと思います。
我慢しない
我慢強いというと誉め言葉のようですが、でもあまりにも度が過ぎると自分を追い込んでしまいます。
我慢したところで痛みは消えないので過度な我慢はしないことにする。
具体的な我慢の辞め方
- 自分の気持ちを最優先する
- 自分を犠牲にしない
あまりにも迷惑をかけるのはダメですが、他人のことはこの際考えなくてよいです。
自分の気持ちを最優先する
これはありのままの自分を受け入れる。
マイナスの感情(怒り、憎しみ、恨みなど)。このマイナスの感情を無理に抑えたりしない。
そういう感情を持ってしまった自分を否定しない。
否定すればするほどその感情に支配されるからです。
憎んだり、恨んだりを否定する必要はないです。
ただ怒るときは時と場所や立場など考えた方が良いと思います。
自分を犠牲にしない
人は恐怖の感情から自分を犠牲にしてしまう事があります
- 人に嫌われるのが怖い
- 一人になるのが怖い
- 拒否されるのが怖い
- 傷つくのが怖い
私は一人は怖くないですが、それ以外は確かに嫌な事ですよね。特に拒否されるのは怖いです。
だからと言って、好きでもない人と一緒にいる、行きたくない飲み会に行く、納得してないのに受け入れる、怒りたくても我慢する。
これらの事は、多少は社会で生きていく上では必要です。でも、度が過ぎると自分が犠牲になり続けます。
自分の事を最優先に考える。誰かの犠牲には絶対にならない。これを念頭に置いておきましょう。
特にDV男性から離れられない女性とか何とかならないのかといつも思ってしまいます。
他人に分かってもらおうとしない
よく辛い時に他人に相談したりしますが、話を聞いてもらうだけでも楽になるというのは非常に分かります。
辛い目にあったのはあくまでも自分自身!
当たり前の事ですがその時の苦しみは目の前の人には理解できません。自分にしか分からないのです。
このことを念頭に置いておいた方が良いと思います。
他人に全てを理解してほしいとは思わない事。
切羽詰まった状態で相談して、信頼していた相手の反応が予想通りでなかったら更に傷を増やすことにもなりかねません。
ただ人に話して、心の痛みが少し軽くなり一歩前進できるのはすごく良い事だと思います。
恨みや憎しみなどの感情を受け入れる
例えばすごく腹が立って、思い出しただけではらわたの煮えくり返るような人物がいたとします。
もし相手がこの世からいなくなればいいのにと憎しみを持っているとしたら「憎むのは当然。無理もないあれだけの事をされたのだから」と考えて自分の感情に納得する。
この肯定的な気持ちを持つというのは非常に大事です。
まずは自分の感情を受け入れて、自分を肯定するのは自分を愛する行為の1つになるからです。
相手に復讐しない
当たり前ですが、復讐したところで自分の傷が深くなるだけです。
要は自分を傷つけてしまう行為だからです。
ドラマとかだと何十年も恨みを持ち続けて復讐に時間かけたりしてますが、あれは作り物の世界の話です。
復讐なんてことは辞めた方がいいです。
また執着してしまう事で辛い過去を思い出す回数も増えてしまいます。
なによりも時間がもったいない。これが1番でしょうか。
無理して強くなろうとしない
傷ついているなら無理して強くなる必要はないです。
個々の人間のストレスへの耐性というのは、ほぼ最初から決まっていて努力でなんとかなるものではないらしいです。
もちろん生まれつき鈍感な人なら傷つくことはもしかしたら少ないのかもしれません。
我慢はしなくていい。自分の弱さを認めてしまった方が楽です
思い切り泣くのも手です。泣くことでストレスを軽減できると提唱している臨床心理士も結構います。
辛い過去を受け入れる
過去は無かったことには出来ないので受け入れるしかないのです。
- 「あんな事さえなければ」
- 「ああしておけば」
- 「親が憎い」
- 「あいつさえいなかったら」などなど
気持ちはすごく分かります。本当に分かります。
ただ、どんなに荒れても過去は無かったことに出来ません。
それらの過去に囚われてしまっては、今が犠牲になってしまいます。
過去を恨み続けて自分の人生が終わっては元も子もありません。
過去を受け入れるというか、何をやっても起こってしまった事実を無かったことには出来ないという事を認識する事です。
相手をどうやっても許せない時は?
傷つけた相手を許すことなんてできない。気持ちは分かります。
自分の感情を押し殺して無理してはいけません
結論を言うと一生許さなくていいです。
最初に書いたこととダブりますが相手を憎んでいるのに許すという事は自分が我慢するという事に繋がるので自分の感情を最優先して許せないなら許さなくてもいいです。
相手を許すことなんかよりも、自分の感情を守る事の方が数百倍大事です。
そして2度と誰かの犠牲にならないよう生きるべきかと。
時間が解決というのも一理ある
と言っても完全に解決するこはないです。
過去に苦しめられるし、傷つくし許すことも出来ませんが、それでも時間がたてば薄らぐというのはあります。これは本当です。
私は家族と会わなくなって随分年数が経ちました。
思い出すと辛いですが、時間が流れると思い出す回数が段々減ってきます。日々の仕事に追われてそれどころじゃない時もあります。
忙しい環境や充実した日々に身を置くのは1番良い対処法かもしれませんね。
哲学者ニーチェの言葉
哲学者のニーチェは、悲惨な運命でも愛せると言っています。彼曰く、過去の辛い記憶は今を頑張るためのガソリンとなる。
そして不幸な体験があるから、楽しい思い出もあるわけで、振れ幅の大きい人生を楽しめと言います。
若干、首をかしげてしまうのですが、こういう考えもありではあります。
人生って本当に思った通りに行かないですね。