初めて一人暮らしを始めてから今までで6回引っ越しました。
現在は中古物件の家を購入して、戸建てで独身一人暮らしをしています。
最初に言うと、個人的な考えではありますが単身者に田舎暮らしは厳しいと思います。
ただし、下記のような場合は田舎暮らしも問題ないかと。
- 家族(子供)がいる
- 移住時に20代か30代前半くらいまで
- 元からそこに住んでいた
- 数年だけ楽しんでパッと都会に戻れるだけの資金がある
- 仲の良い親戚などが住んでいる
- 田舎でも出来る仕事や技能を持っていて、体力と社交性がある
上記に当てはまるなら、独身の一人暮らしだとしても、田舎暮らしでもやっていけると思います。
田舎暮らしに憧れた理由
私は現在、都会と田舎の間くらいの中都市の割と古い住宅街でひっそり暮らしています。
過去には田舎暮らしに憧れた時期ももちろんありました。
田舎暮らしに憧れていた理由は下記です
- 家賃が安い
- 空気がきれいそう、自然がいっぱい
- 住んでる人の人柄が良さそう
- 自給自足とかやってみたい
- 隣家と距離があり騒音とか気にしなくて良さそう
- ゆったりと時間が流れてそう
- 朝の通勤電車とおさらば
この辺りですね。随分前にはスローライフなんて言葉も流行ってました。
私も当時はその手の本や雑誌をかなり読んでました。
不動産情報でも田舎方面を何となくですが、閲覧したりしてました。
なぜ、田舎暮らしが無理だと思ったのか
確かに田舎暮らしには幻想があります。
でも、でも、でも、一度ゆっくりと考えてみました。
20代の時に勢いで移住してしまってたら、良かったのかもしれません。
ただ、その頃はやはり決心が付かなかったです。
結局、縁がなかったのでしょう。
私が天涯孤独な人に田舎暮らしが無理だと思う理由は下記です。
- 不便
- 仕事があるかどうか不安
- 単身者だと近所に溶け込むのが難しそう
- 近所付き合い大変そう
- 一度引っ越すと簡単に動けない
- サービスが少ない
- 虫が多い
- 病気になった時怖い
- 車が必須
- 体力がない
- 人間関係を1から構築
この辺りの理由で諦めました。
今は田舎に行かなくて良かったと思っています。
とにかく不便
当然ですがこれが一番の理由です。不便さを楽しめる人もいますが、私は便利な方がいいです。
- 病院
- スーパー
- ATM
- ドラッグストア
この4つは自転車で15分以内の位置に欲しいです。
仕事があるかどうか不安
これも大きい理由。最近はフリーランスみたいな生き方でパソコン1台で稼ぐ方法もあります。
しかし、そこまで稼ぐには時間も努力も必要。
一時期うまくいっても、またどこかで働かなくてはならなくなった時、田舎だと仕事を探すのが大変です。
物価が安くても賃金も安いから、生活費がかからないという理由での移住は相当余力がないと危険です。
単身者だと受け入れられなさそう
私みたいな中都市の住宅街でも、独身の一人暮らしで一軒家に住むとなると引っ越しの挨拶に行ったときに若干微妙な反応されました。
想像にはなりますが、田舎なら変わり者扱いされそうです。
そこまでして田舎に暮らしたくないかな。
近所付き合い大変そう
冠婚葬祭や町内の行事やお祭りとか色々大変そう。そういう密な関係が好きな人は逆に楽しいと思います。
しかし、私は近所づきあいなどはドライな雰囲気がいいです。
近所との関りは可能なら、必要最小限に留めたい。
そんなに社交的な方ではないので、密な付き合いが求められそうな田舎は厳しいですね。
近所の祭りなんて絶対に行きたくないし。
1度引っ越すと簡単に動けない
これも重要です。
もしお金がたくさんあって、3年間だけとかの期間限定で30代前半位までなら行ってたかもしれない。
憧れと勢いで田舎に引っ越したものの、歳を取ってからやはり便利なとこに戻りたい!って思っても、そのころにはすっかり年を取ってしまい動けなかったら悲惨です。
使えるサービスが少ない
サービスが少ない・・・
これは当然そうですよね。
今だと、Uberイーツがないのはキツい。(ないと勝手に決めつけてますが多分ないでしょう)
後は買い物が不便なのはもちろん外食するにも店がない、タクシーも拾えない。
もし老後に怪我をして入院なんて事になり、ヘルパーさんのお世話になるとしても、そんなサービス頼むのすら大変でしょう。
虫が多い
得意な人はあまりいないとは思いますが、虫がすごく苦手です。
田舎暮らしだとこれは避けて通れませんよね。
自然が多いのはとっても憧れますけど、当然デメリットもあります。
病気になった時怖い
病院が近くにないのは本当に不安です。
車で連れて行ってくれる家族がいる場合はいいでしょう。
一人でも近くにあれば這ってでもいけるかもしれないけど、田舎だとどうにもなりません。
独身の一人暮らしでインフラ整っていない場所で病気とか怖すぎます。
本当に重病になって動けない時は、救急車を呼ぶしかないです。
その後、療養するにしても、ある程度の都市の方が、そういう時の行政のサービスとか、民間サービスとか、もちろんそれに関わる人員とかも充実しています。
車が必須
車の維持費がかかってしまいます
車の運転って何歳までできるんでしょう。
80代でも運転してる人もいますけど、視力が悪い場合はせいぜい70歳手前くらいではないでしょうか。
運転できるうちはいいですが、車の運転もできなくなったとき田舎でどうやって暮らしていけばいいのか。
しかも物価が安く、駐車場代無料と言っても車のガソリン代が高いです。
車の維持費もばかになりません。
体力がない
田舎暮らしには体力と気力が必要と思います。
どこにいくにも遠いし、もちろん今の友人たちと会うにも毎回、遠出しなくてはいけないです。
若いうちはいいと思いますが、30代後半くらいから一人ではキツイですよね。
しかも友達に会うのに交通費がかなり掛かるのも痛手です。
人間関係を1から構築
これも面倒ですよね。
今更新しい友達もあまり作りたくないし、近所に素早くなじむのも大変です。
それに田舎って元々の土地の人たちが、がっつりコミュニティを作ってそうで、そういう所に入っていくのは苦手です。
ファミリーでの移住だと、子供とかを通じてすんなり溶け込めそうなので、この辺りは有利ですね。
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結局どこで暮らせばいいのか
個人的なおすすめは一人で尚且つそんなに資金がなく、若くない人の場合
- 都会と田舎の中間の中都市
- 元々住んでいる住み慣れた所
この2つだと思います。
私は結構引っ越しはしてますが、出身地から出た事がないです。
10代か20代のうちなら、一人でも思い切って飛び出してもいいと思います。
やはり年齢を重ねてからは、新しい環境には飛び込みにくくなります。
それでも体力も気力もある人は思いきるのも1つだとは思います。
田舎暮らしも元々住んでいた人の場合は、若いうちだけ都会に出て楽しんでから、また戻るというのもアリだと思います。
電車か車で30分~40分行けば、都会もあり田舎もあるというのが住みやすいです。
気が向いたときに訪れて、住むと大変だけど都合の良い時に都合の良い部分だけ楽しむのが一番です。