BOOK/本

ブログやるなら必読『沈黙のwebライティング』松尾茂起(著)

2021年5月18日

ブログを始めるときや文章を書く際に、いつも必読書にあげられている本を読みました。

著者 松尾茂起氏

2005年にフリーランスとして独立。

2010年に設立した株式会社ウェブライダーの社長。webプロデュース、マーケティングプロデュースを行う。

ピアニスト、作曲家としての顔も持ち、音楽イベントなどでは楽曲も提供している。

 

「沈黙のwebライティング」概要

 

かなり厚みのある本なのですが、読み始めるとサクサク読めます。

マンガ形式を挟みながら、webライティングの基礎が学べる入門書

blogやSNSでもライティングとSEOの基本を学ぶならコレって、ランキングには必ず入ってくる1冊です。

かなり分厚いので持ち歩くのは難しい。1章ごとにマンガで分かりやすく説明して、その後、文章で再度まとめてあります。

マンガのストーリー自体は別に面白いわけではなく、とある目的で伝説のwebマーケッターが旅館に泊まりに来ます。

旅館のHPを作成している若い姉弟に、アドバイスをするという単純なもの。

良いサイトとは

この本のいう良いサイトとは?

てんこ

下記のようなサイトを目指しましょう

  • 知りたい情報を的確に返している
  • ユーザーの疑問や悩みを先回りして回答している
  • 見やすく、分かりやすい
  • 信頼できる
  • 情報が新しい

これらに対しての詳しい解説が書かれています。

また著者は行間や文字フォントも意識するべきだと指摘。

重要:エモーショナルな文章を書く

エモーショナルとは感情的ということ

  • 感情表現を入れ読み手の自分事にする
  • 読み手の共感を誘発する
  • 書き手の素性を明らかにすることで感情に触れやすい

個人的には経験談もしくは自分が徹底的に好きなものを書くのが、1番簡単です。

自分が実際に経験したことなのでリアルな記事が書くことが出来るからです。

これらの手法やコツも徹底解説されています。この本ではここが1番勉強になりました。

特に意識すること

ファーストビューで伝えたい事をまとめること

これは更新日の表示、読み手の対象は誰なのか、要約や概要、目次の設置など。

特にターゲットを絞って書くことは重要になります。

読み手に生じる何故の疑問をクリアにする

何に対して疑問を持つだろうという事を、あらかじめ察する。

そして何故に対して導くための根拠を記す。著者はセルフディスカッションを勧めています。

自問自答してその解決策を詳しく書き、解決に導く。

まずは結論そして理由の順番で書く

これも色んな有名ブロガーの方が言ってます。

もしかしてこの本をみんな読んだのではって、思ってしまうくらい同じこと言ってますね。

結論を最初の導入部分で書いてその理由を説明して、最後にまた結論を再度言う。ほとんどがこのパターンです。

相手を説得するのではなく納得させる

おすすめしたい商品がある場合は、何故お勧めなのかを書く。

自分の実体験が一番ですが、多くのレビュー、または権威性のある人からのお墨付き(ホリエモンも勧めてましたなど)になります。

タイトルのつけ方

これもすごい勉強になりました。タイトルのつけ方10パターンの演出が書かれています。

個人的には意外性、即効性、数字を入れるは、今すぐにでも使えます。

目を引くタイトルで、何についてあるかが分かるタイトルというのが原則になります。

『沈黙のwebライティング』を読んだ感想

エモーショナルな文章を書くコツと、タイトルの付け方の10パターンは必読!

マンガの部分は軽く読み流して、ヴェロニカさんの解説をしっかり読みましょう。

SEOライティングについて知りたい人や、ブログを始めた初心者の人、文章で何かを伝えたい人は、必読書です。

大変勉強になったのは、エモーショナルな文章を書くコツと、タイトルのつけ方の10パターンです。

この2つ読んだだけでも十分元取れました。

結構心理作戦みたいな部分もあって、ライティングって簡単なようで奥が深い。

本自体は分厚いのですが、マンガ部分が多いので一気読みできます。

また本の付録というか、読者プレゼントみたいなので、ブログ記事を書く際に情報を整理するマインドマップが、ダウンロードできます。

開くまでに重くて時間がかかりますが、記事内容を整理するのに適していると思います。

こちらの書籍もおすすめ

「沈黙のwebマーケティング」

同じ著者が書いた本です。


◆◆◆

「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン

本の中で著者が勧めている本です。人間が意思決定を行う脳の2つのシステムを分析

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